2010年3月31日水曜日

検診やドックでがん発見

全国のがん診療連携拠点病院を2007年に初めて受診した32万人のがん患者のうち、

がん発見のきっかけが検診や健康診断、人間ドックだった人は計17%で、

都道府県別では7〜24%と差があることが国立がんセンターがん対策情報センターの分析で

分かったようです。

拠点病院が患者の診断、治療などの情報を集めた「院内がん登録」を初めて全国集計し、

都道府県別に分析しました。

病院が立地する都道府県以外から患者が来る"越境受診"が都市部だけでなく

地方でもあることも判明。良質の医療を求めて病院を選んだり、拠点病院の立地場所が

影響したりしている可能性などが考えられるということです。

がんが見つかったのは、がん検診が9%、健診・人間ドックが8%。

地域差について同センターは「自治体のがん検診の有効性評価に役立つが、

部位別の詳細な分析が必要」としています。

「ほかの病気の経過観察中」が21%。62%は「その他・不明」で、

大半は何らかの理由で自ら受診した人ではないかということでした。

2010年3月30日火曜日

採血で消化器がん発見

金沢大学は19日、胃がんや大腸がん、膵臓がんなど消化器のがんを採血だけで

発見できる手法を開発したと発表しました。

消化器がんに特徴的な遺伝子群の異常があることを見つけ、がんの有無を

判定できるようにしました。

従来の検査法より、がんを高率で見つけることが期待でき

人間ドックなどで活用することを目指すそうです。

同大医学類の教授(消化器内科)らは、消化器がん患者に特有の遺伝子群の異常を見つけ

この遺伝子群の特徴に着目して、がん患者40人と健康な人13人の計53人の血液で

調べたところ、約9割の48人でがんの有無を正しく判定できたという事です。

一方、「陽性」と判定した人の約1割で実際には、がんは見つからなかった。

がんを種類別に調べたところ、胃がん・大腸がん(患者40人)の7割、

発見されにくい膵臓がん(28人)でも7割で判定できたという。

ただ、早期がんをどの程度、発見できるのか検証はこれからだそうです。

金沢大の判定法では採血だけで3〜4日で結果が出るのが利点。特別な薬の投与も

不要なうえ、X線による被曝も心配なく、費用もがん判定に使われる

陽電子放射断層撮影(PET)検査の半額程度の10万円以下ですむという事です。

2010年3月28日日曜日

輸入ワクチンで副作用

英製薬会社「グラクソ・スミスクライン(GSK)」がカナダで

製造した新型インフルエンザワクチンに重い副作用が相次いだ問題で、

厚生労働省の足立信也政務官は25日、安全性を確認する現地調査の実施に伴い、

輸入ワクチンの接種スケジュールが遅れるとの見通しを明らかにしました。

厚労省はGSKとスイス・ノバルティスの2社からワクチンを輸入する計画し

同じ工場で製造した同社製のワクチン3700万人分を年末にも輸入する予定でしたが

副作用問題を受け、両社のワクチン製造について現地調査を行う必要があると判断した。

輸入開始は来年1月以降にずれ込む見通しになったようです。

副作用が報告されたのは、カナダ中部のマニトバ州。現地からの報道などによると、

通常のワクチン接種で10万人に1人程度にとどまる、急性のアレルギー反応の

「アナフィラキシー・ショック」が、ワクチンを接種した6人に発生し、

2万人に1人の高率で起きていることになるという。ただ、全員が短時間で回復したとの事。

2010年3月26日金曜日

インフルエンザ脳症

インフルエンザ脳症の患者数が7月以降、28都道府県で計132人に上ることが、

国立感染症研究所の調査でわかったようです。

季節性インフルエンザによる脳症患者の報告は例年40〜50人で、

新型インフルエンザが流行し始めてから4か月で、その2倍以上に達しました。

脳症は、ウイルスによって免疫系が過剰反応し、脳が腫れた状態になる病気。

132人の脳症患者の年齢は1〜67歳で、大多数は15歳未満が占めています。

最も症例が多かったのは7歳(22人)で、1〜3歳に多い季節性インフルエンザの

脳症に比べて年齢が高いようです。

132人のうち60人を詳しく調べたところ、全例で意識障害が出ていたようで

発熱から意識障害までの期間は同日中が12人、1日後が36人、2日後が8人で、

早期に症状が出るケースが多いことが改めて示されました。

また、その後の経過が確定した59人のうち3人(5%)が死亡。

体のまひや精神神経障害などの後遺症が残ったのが7人(12%)、

回復したのは49人(83%)だったようです。

処方薬の共用

処方薬を家族や友人に譲ることは危険な行為であることが、

米フィラデルフィアで開催された米国公衆衛生学会(APHA)年次集会で発表されました。

報告によると、他人の処方薬を使用した人の25.1%が何らかの副作用を

経験しているという事です。

また、薬を譲られた人の77.3%は受診するのが面倒で代わりに薬剤を入手したと

述べていますが、3人に1人が結局は後に医療機関を受診していたそうです。

今回の研究でも、米国で5人に1人が薬剤を共用していることが確認されました。

このような行為は、薬剤の種類や用量によっては極めて重大な問題となることもあります。

ある事例では、首に痛みのあった6歳の少女に養母が余っていたフェンタニル(オピオイド系

麻酔鎮痛薬)のパッチ剤を使用したところ、翌日ベッドで意識不明となっているのが

発見され、救急治療室に到着する前に死亡したそうです。このほか、点眼薬の共用により

感染が拡大する、誤った抗生物質の共用により治療が必要になる、他人の抗不安薬の使用で

運転中にめまいや眠気を生じるなど、予期せぬ害をもたらすことがあるという事です。

今回の研究では副作用の重症度については明らかにされておらず、副作用そのものを

求めていた人の数も不明ですが、それでも副作用の比率から、有害リスクが現実に

ありうることが示されました。"害あって治癒なし"って事です。

2010年3月24日水曜日

『チョコレート ダイエット』

ダイエットの基本原則として甘いものはダイエットには御法度という考え方が多いですが,
最近「チョコレートダイエット」というダイエット方法が注目されているそうなのです。
このチョコレートダイエットというダイエットは,文字の通りチョコレートを食べてダイエット
するという方法なのです。楠田枝里子さんが「チョコレートダイエット」という著書を出して
いたりもするのです。
甘くて美味しいチョコレートを食べるだけでダイエットできるなんて夢のようなダイエット方法
なのですが,もちろん,チョコレートだけを食べていれば良い訳でも,沢山食べて良い訳でも,
どのようなチョコレートを食べても良い訳でもないのがチョコレートダイエットなのです。
何故チョコレートでダイエットができるのか,その理由はカカオマスに含まれている,
ポリフェノールという成分が血液をサラサラにして,身体の代謝をアップしてくれる為です。
また,カカオバターに含まれるオレイン酸がコレステロールの減少し,カカオ豆に含まれる
テオブロミンという成分はリラックスさせる効果があるので,ダイエット中の食欲抑制に良い
為です。しかしチョコレートは高カロリーなので,質の良いチョコレートを決められた量だけ
食べることが,チョコレートダイエット成功の秘けつです。
カカオ70%以上のチョコを食前や食後や空腹時にゆっくりと,一日50gまでの量を食べる
のがチョコレートダイエットの方法です。一日3食きちんと食事を摂ることも重要です。

2010年3月22日月曜日

『ダイエット カロリー計算』

食事のカロリーをコントロールすることで,ダイエットをしようとするときには,ダイエット中
の食事のレシピのカロリー計算をすることが大変重要となってきます。
ダイエット中の摂取カロリーが,ダイエット中の消費カロリーより多い場合には,体重は増え,
またダイエット中の摂取カロリーが消費カロリーより少ない場合には,体重は減ります。
ダイエット中の食事を考える時には,ダイエット中の食事の量を減らすことよりも,摂取する
カロリーの量をきちんと計算して,低カロリーの食事をすることが,ダイエットの成功のカギと
なります。
では,ダイエットの時には,一日どれくらいのカロリーを摂取すれば良いのでしょうか。
ダイエット中の1日の必要摂取カロリーの目標は,大体1600キロカロリー程度です。
肥満度が激しい人であれば,最終的にダイエット中は1300キロカロリーまで落とすことも
必要かもしれません。しかし,ダイエットを始めるにあたって,突然カロリーを急激に落として
しまうことは,大きなストレスとなってしまいます。
大きなストレスを感じない為には,ダイエットを始める時に,少しずつカロリーを減らしていく
ようにしましょう。