2010年12月23日木曜日

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前立腺がんを見つけるためのPSA(前立腺特異抗原)検査によって

前立腺がんによる死亡のリスクが44%減少するとの研究結果を、

スウェーデンの大学のグループが英医学誌に発表したようです。


2万人の男性を対象にした研究の中間解析です。

2年おきのPSA検査で、異常があれば別の検査をするグループと、

PSA検査をしないグループに分け、14年前後追跡。

前立腺がん発見率はPSA検査を実施した方が1・64倍高かったそうです。


国内では、日本泌尿器科学会がさまざまな研究を根拠にPSA検査を推奨。

一方、厚生労働省の研究班は、死亡率減少効果を判断する根拠が不十分などとして、

集団検診には勧めないとの報告をまとめています。

2010年12月16日木曜日

むずむず脚症候群

夜、脚がむずむずと不快な感じがして眠れない・・・。

「むずむず脚症候群」の治療薬が国内で初めて保険適用されたようです。

「むずむず脚症候群」200万〜500万人の患者がいると推計されています。

ほかの飲み薬や、はり薬も開発中で、酒をひかえたり、マッサージしたりなど薬に

頼らない治療の指針作りも進んでいるようです。

現在ではこの「むずむず脚症候群」は広く見られる神経疾患で患者が脚を

動かさずにはいられない状況から、「レストレスレッグス症候群」

(「下肢静止不能症候群」 Restless Legs Syndrome=略称「RLS」)とも

呼ばれています。

RLSという疾病に対する認知度の低さからもっと多くの患者が潜在しているとも考えられ、

この顕在・潜在患者を含めると約500万人近く存在するとも推測されているようです。

年代別と性別では40歳以上の中高年に多く、特に40〜60歳の女性に多く見られ

不眠症患者の10人に1人の割合で、RLSの人がいるといわれています。

2010年12月10日金曜日

喫煙率減少幅が拡大

日本たばこ産業(JT)が11日発表した2010年全国たばこ喫煙率調査によると、

男女を合わせた喫煙率は前年比1・0ポイント減の23・9%で、15年連続で減少した。

この調査は今年5月、全国の成人男女を3万2000人を対象に実施し、

2万631人から回答を得た結果です。


06年以降では最大の落ち込み幅で、同社は「禁煙をめぐる規制強化や今年10月に

実施される増税などが減少の背景にある」と指摘しています。

男性の喫煙率は2・3ポイント減の36・6%と19年連続のマイナス。

女性は0・2ポイント増の12・1%となり、2年ぶりに増加に転じたようです。


高齢化の進展や喫煙と健康に関する意識の高まりなどから、たばこの喫煙率は

減少傾向が続いていたものの、06年以降は前年比0・3〜0・8ポイントの幅で

減少してきていました。


年代別の喫煙率をみると30〜40代の男性が43%台と高く、50代が42・9%、20代は38・3%だったようです。

2010年11月15日月曜日

明細書で「がん」判明

4月の診療報酬改定に伴い、多くの医療機関で治療や検査の詳細を

記載した明細書(明細付き領収書)の発行が義務付けられました。

情報開示が目的で、医療の透明化が期待されるが、がんなどの告知を受けていない患者が

明細書で病名を知る可能性から、影響を予想する声があるようです。


対象となるのはレセプト(診療報酬明細書)の電子請求が義務付けられている医療機関で、

病院の9割以上。患者が必要ないと申し出ない限り、無料で発行されます。

明細書には治療や検査名、注射・点滴の薬剤や量、診療報酬点数などを記載。

がんの検査や治療でも、腫瘍マーカー検査で「悪性腫瘍特異物質治療管理料」、

痛みを抑えるモルヒネの投与で「がん性疼痛緩和指導管理料」などと書かれます。

厚生労働省は「病名が分からないよう明細書の表現を変えても構わない」(保険局)と

するが、対応は医療機関に任された形になっているのです。

2010年11月8日月曜日

介護福祉士試験

介護福祉士国家試験の実務経験者の受験資格を巡り厚生労働省は29日、

07年法改正で導入した600時間の養成課程の義務付けを3年間延期する方針を

決めたようです。

12年度からの実施予定を15年度とする・・・。

介護現場の人手不足や、資格取得を目指す介護職員を抱える事業者らの対応が

間に合わないことなどが背景にあり、延期には法改正が必要となるようです。


現行では介護福祉士は3年以上の介護職員の実務があれば受験できる。

介護サービスのニーズの多様化を受け、国は07年の社会福祉士・介護福祉士法改正で、

有資格者の人材向上のため、13年1月実施の試験から実務経験に加え、

国指定の専門学校などで6カ月(授業時間など600時間)以上受講することを

義務付けました。

2010年11月1日月曜日

明細書で「がん」判明

4月の診療報酬改定に伴い、多くの医療機関で治療や検査の詳細を

記載した明細書(明細付き領収書)の発行が義務付けられました。

情報開示が目的で、医療の透明化が期待されるが、がんなどの告知を受けていない患者が

明細書で病名を知る可能性から、影響を予想する声があるようです。


対象となるのはレセプト(診療報酬明細書)の電子請求が義務付けられている医療機関で、

病院の9割以上。患者が必要ないと申し出ない限り、無料で発行されます。

明細書には治療や検査名、注射・点滴の薬剤や量、診療報酬点数などを記載。

がんの検査や治療でも、腫瘍マーカー検査で「悪性腫瘍特異物質治療管理料」、

痛みを抑えるモルヒネの投与で「がん性疼痛緩和指導管理料」などと書かれます。

厚生労働省は「病名が分からないよう明細書の表現を変えても構わない」(保険局)と

するが、対応は医療機関に任された形になっているのです。

2010年10月28日木曜日

アレルギー抑える物質発見

花粉症やアトピー性皮膚炎などさまざまなアレルギー反応を抑え込むたんぱく質を

筑波大学教授らが世界で初めて発見したそうです。

このたんぱく質は、人間などの生体内にもともとあり、その働きを高める方法がわかれば、

画期的なアレルギー治療薬につながる可能性があるようで、

6日発行の専門誌ネイチャー・イムノロジーで発表したそうです。

このたんぱく質は、アレルギー反応を引き起こすヒスタミンなどの物質を

生産して放出する「肥満細胞」の表面にあり、教授らはこれを人間とマウスからみつけ、

「アラジン1」と命名したそうです。

その働きを調べたところ、肥満細胞の中で、ヒスタミンなどを放出させる信号の

伝達を妨げていることがわかった。アラジン1が働かないマウスではアレルギー反応が

激しく、アラジン1の効果も確認したそうです。

現在、アレルギー疾患の治療には、放出されたヒスタミンなどの働きを抑える薬が

使われているようで、教授は、「アラジン1の働きを高める薬剤がわかれば、

ヒスタミンなどの放出自体を抑え込める。ほとんどのアレルギー反応を根本から抑えられ、

これまでよりはるかに有効な治療ができる」と話されています。