2010年7月24日土曜日

糖尿病、標準体形でも注意

糖尿病は50代以上では、太った人だけではなく標準体形の人にも多く発症していることが、

愛知学院大歯学部の疫学調査で分かったようです。

調査は2004年から4年間、愛知県北名古屋市に住む50歳以上の約4000人を

対象に実施され、住民健診やミニドックの受診者から血液を採取し、

体重測定や問診をした結果です。

その結果、対象者の10人に1人が糖尿病を発症。その分布を調べると、

男女とも肥満度を示す体格指数(BMI)24・2を頂点とした三角形となったようです。

日本肥満学会の判定基準ではBMI25以上が肥満ですが、糖尿病患者は25未満の

標準体形の方が多かったそうです。

対象者全体の分布と比べると、糖尿病患者の男性はほぼ重なり、

女性は若干肥満気味だったものの、いずれも標準体形付近がピークでした。

米国人対象の同様の調査では、BMI32が頂点となり、肥満体の人に糖尿病が

多いことが知られているようです。

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