前立腺がんによる死亡のリスクが44%減少するとの研究結果を、
スウェーデンの大学のグループが英医学誌に発表したようです。
2万人の男性を対象にした研究の中間解析です。
2年おきのPSA検査で、異常があれば別の検査をするグループと、
PSA検査をしないグループに分け、14年前後追跡。
前立腺がん発見率はPSA検査を実施した方が1・64倍高かったそうです。
国内では、日本泌尿器科学会がさまざまな研究を根拠にPSA検査を推奨。
一方、厚生労働省の研究班は、死亡率減少効果を判断する根拠が不十分などとして、
集団検診には勧めないとの報告をまとめています。