2011年3月20日日曜日

ガソリン供給体制

韓国のエネルギー関連大手、SKイノベーションは16日、
東日本大震災により被災地などでガソリン不足が深刻化しているため、
日本の石油精製販売大手、JX日鉱日石エネルギーにガソリン26万バレルを
最優先で供給すると発表した。

SKイノベーションは「26万バレルは日本で1日の消費量の約4分の1に当たる」としている。
4月初めに日本に到着する予定。東北電力に発電用の重油1万トンを供給することを
決めたほか、全国漁業協同組合連合会(全漁連)の要請で漁船用燃料の供給契約も結んだ。
共同通信社より

経済産業省は17日午後、東日本巨大地震の被災地である東北地方へのガソリン供給体制を
決定。海江田万里経済産業相が緊急の記者会見を開き、明らかにした。

西日本にある製油所の稼働率をアップさせ、東北地方に
一日約2万キロリットルのガソリン、軽油などを転送する。

さらに北海道の2製油所からの供給を加え、地震前の東北地方の需要量である
一日約3万8000キロリットルの供給を確保する。

大量転送にともない輸送用のタンクローリーを追加投入する。
被災地で暖をとることができるよう、ドラム缶での大量輸送による灯油供給も図る。
日経QUICKニュースより

2011年3月16日水曜日

妊娠糖尿病リスク

体重が2500グラム未満で生まれた女性は、大人になって妊娠糖尿病に
なりやすいとの調査結果を、厚生労働省研究班がまとめました。

研究班の国立成育医療研究センター母性医療診療部の医長らが2006〜09年、
センターを受診した363人を対象に妊娠糖尿病の有無と生まれた時の体重を
調べた結果、生まれた時に2500グラム未満の女性は、2500〜
4000グラム未満の女性より、妊娠糖尿病に約6倍なりやすかったそうです。
遺伝による体質のほか、胎児のころの栄養不足で血糖値を調整するインスリンを作る力が
弱くなったことが原因とみられるという事です。

お母さんが妊娠糖尿病だと、子どもは4000グラム以上で生まれやすく、将来、糖尿病や
肥満になる可能性が高くなるという事です。

もともと妊娠すると、胎盤から出るホルモンの影響で、血糖値を下げる効果のある
インスリンが効きにくくなり、血糖値が上がりやすい。この値が上がりすぎると、妊娠糖尿病になってしまう。

経済協力開発機構(OECD)の09年の報告書などによると、2500グラム未満の
赤ちゃんの割合は日本が9.7%。31カ国で2番目に高かく、平均体重も80年ごろから下がり続けています。

妊娠糖尿病とは
35歳以上、肥満、糖尿病の家族がいる人がなりやすい。日本糖尿病・妊娠学会などは昨年、ほかの先進国並みに基準を厳しくしたため、妊婦の8%が対象になるとみられる。血糖値が高いと、妊娠高血圧症候群にもなりやすくなり、流産や早産の危険も高くなる。出産後も糖尿病になりやすくなる。

2011年3月12日土曜日

患者を支える「笑い療法士」の活躍

「笑い療法士」と呼ばれる人たちがいます。
笑いによって病気の人の自己治癒力を高めたり、病気の予防を
手助けするボランティアの人たちです。

「笑う門には福来る」「病は気から」。
古来のことわざを引くまでもなく、内外の多くの研究により、笑うことが免疫力を高め、
薬以上に治療や予防に有効なことが分かっていますが、余裕がない日本の医療や
福祉現場では、むしろ笑いはタブー視されてきました。

こうした状況を何とか改善していこうと、「癒しの環境研究会」 が、2005年に
「笑い療法士」制度を発足させました。

「笑い療法士」は、医師、看護師、介護職員から一般市民、難病患者までの多数の
応募者から研究会が書類選考します。
その候補者を対象に、2日間の講習があり、フォローアップ研修を通じて、
笑いの本質や効果、話し方などを学んで、評価された人が初めて認定されます。

その研修では
●人間の脳の解剖学
●笑わせ方の心構え・基本技術
●心理学
などをきっちりと学びます。

ロールプレイングも行い、話し方や笑顔での接し方を指導していただけます。

大切なのは目の前にいる患者に自分を受け入れてもらうこと、
それを自分自身で考えさせる研修となっているようです。

2011年3月5日土曜日

パーキンソン病を予防か

果物や赤ワインなどに含まれ、抗酸化作用のあるフラボノイドを多く摂取している人は、
パーキンソン病の発症リスクが低いとの調査結果を、米ハーバード大の研究チームが
米神経学会で発表しました。

チームは、約13万人の食生活とパーキンソン病との関係を20〜22年間にわたって
追跡し解析。

男性では、フラボノイド摂取量の上位20%のグループは、
下位20%のグループに比べて、発症リスクが約40%低かった。女性ではそうした関係がみられなかった。
 
また、イチゴに特に多く含まれるフラボノイドの一種、アントシアニンの
摂取量の多い男女は発症リスクが低かったようです。

パーキンソン病は
脳の中の黒質にある神経細胞が減ることにより、ドパミンが減少するために起こる病気です。ドパミンは、運動を円滑に行うように脳からの指令を筋肉に伝える神経伝達物質です。この命令がうまく伝わらなくなるので、パーキンソン症状と呼ばれる運動の障害を生じます。なぜこの病気が起きるのかはまだ不明です。

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