2011年3月12日土曜日

患者を支える「笑い療法士」の活躍

「笑い療法士」と呼ばれる人たちがいます。
笑いによって病気の人の自己治癒力を高めたり、病気の予防を
手助けするボランティアの人たちです。

「笑う門には福来る」「病は気から」。
古来のことわざを引くまでもなく、内外の多くの研究により、笑うことが免疫力を高め、
薬以上に治療や予防に有効なことが分かっていますが、余裕がない日本の医療や
福祉現場では、むしろ笑いはタブー視されてきました。

こうした状況を何とか改善していこうと、「癒しの環境研究会」 が、2005年に
「笑い療法士」制度を発足させました。

「笑い療法士」は、医師、看護師、介護職員から一般市民、難病患者までの多数の
応募者から研究会が書類選考します。
その候補者を対象に、2日間の講習があり、フォローアップ研修を通じて、
笑いの本質や効果、話し方などを学んで、評価された人が初めて認定されます。

その研修では
●人間の脳の解剖学
●笑わせ方の心構え・基本技術
●心理学
などをきっちりと学びます。

ロールプレイングも行い、話し方や笑顔での接し方を指導していただけます。

大切なのは目の前にいる患者に自分を受け入れてもらうこと、
それを自分自身で考えさせる研修となっているようです。

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