救急疾患といっても、
その緊急度は様々だ
緊急度はその疾患を担当する医者の
時間感覚が物語っている
循環器の医者に、
救急に心筋梗塞が来ました、と言えば
わかりました、すぐ、行きます、と
全速力で救急に降りてくる
脳外科に
脳出血が来ましたといったら、すぐ行きますといっても
10分ほどかかることもあるのに
SAH(くも膜下出血、エスエーエイチあるいはザーと言う)なら
数分以内に来る
病気の状況にもよるが、
医者のその病気に対する好き嫌いがよくわかる。
どこの脳外科医もザーが好きだ
耳鼻科にめまいといっても1時間かかることも。
精神科の患者が不穏状態で興奮しているといっても
すぐ行きます、と言ってからでも、
2時間以上かかることもある
オイオイ、精神科のすぐって2時間かよ、
以前は、神経内科に
脳梗塞です、と連絡して、ハイすぐ行きますと言っても、
それから、忘れたころにやってきていたものだが、
(以前は脳梗塞は効果的な緊急処置というものがなかったんだ)
今じゃ、脳血栓融解療法(tPA)をする患者だと、
全速力で降りてくる
治療方法の変貌によって、
治療開始までの時間が変わっていくので、
医者の時間感覚も変わっていく
われわれ消化器外科に
消化管穿孔の汎発性腹膜炎です、と連絡が入ったら、
30分以内には行くかな
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