2012年4月22日日曜日

脳梗塞にtPA療法

ここ、数年で脳梗塞の治療は劇的に変わった
しびれや麻痺やしゃべりにくなどの症状が急に出たら、
脳卒中(脳梗塞や脳出血)を考えるが、
もし脳梗塞なら、発症から3時間以内に
血栓(血液の塊り)を溶かす治療をすると
症状がすっきりなくなる可能性が高くなった
こういうことを書くと、
みんな、何か症状が出ると、
脳梗塞だ、すぐ治療してくれ、と
救急に飛び込んできたりする
テレビで、病気の特集をすると
自分もその病気じゃないか、と心配して
次の日には、同じような症状の患者が大勢来る
何で、今日は同じ症状の患者ばかりが救急で来るんかなあ
昨日、何かテレビでやっていた?
ハイ、やってましたよ、
やっぱりね、そういうテレビって
現場の医者には、エライ迷惑だよな、
という事態となる
だから、今回書いている脳梗塞の話も、
特別な条件下で行う特殊な治療であることを
理解しておいてもらいたい
しびれや麻痺、力が入らない、しゃべりにくい、などの症状が
以前からあるとか、
徐々にひどくなってきたというのはダメ
ある瞬間に突然始まったことが重要なのだ

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