遺伝子の変異によって細胞内に「異常なミトコンドリア」がたまるのが
原因だとの研究結果を、東京都臨床医学総合研究所の主席研究員らが
19日付米科学誌に発表しました。
ミトコンドリアは、細胞内でエネルギーを生産する小器官。
高齢者のパーキンソン病も同様の仕組みで発症すると考えられるといい、
研究員は「異常なミトコンドリアの除去を促す薬が開発できれば、
治療につながるのではないか」と話しています。
研究員らは、若年性パーキンソン病患者で変異があることが分かっている2種類の
遺伝子「Parkin」「PINK1」の機能を研究。
両方の遺伝子が正常な場合は、異常なミトコンドリアを排除していることを突き止めた。
遺伝子に変異があると異常ミトコンドリアがたまってエネルギーが生産できなくなる上、
有害な活性酸素も出て、神経細胞が影響を受けパーキンソン病に
つながるのではないかということです。
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