2011年2月26日土曜日

介護保険料の滞納

65歳以上の人が介護保険料の滞納を続けると、介護が必要になった時、
市町村が給付制限を行います。
一時的に利用料を全額自己負担したり、利用料が3割に
増やされたりすることがあるので注意が必要です。

高齢者のうち、年金額が年18万円以上の人は、年金から保険料が天引きされます。
年18万円未満の人や、65歳になったばかりの人などは窓口払いになるために
滞納が生じやすくなります。

給付制限には段階があり1年以上滞納した場合、介護費用の全額を利用者が
いったん介護事業者に支払い、後で市町村に申請して払い戻してもらう「償還払い」の
手続きが必要になります。

介護費用が月10万円なら、通常は利用者が自己負担分の1万円を介護事業者に払い、
残りの9万円を市町村が事業者に払う。
償還払いになると、利用者が10万円を事業者に支払うことになり、
後で9万円が払い戻されるが、一時的に高額のお金が必要になると言うことです。

また1年6か月以上滞納すると、市町村からの払い戻しが差し止められ
さらに滞納が続くと、差し止められたお金から滞納分の保険料が引かれることがあります。

2年以上滞納した場合、時効が成立し、保険料を納めたくても納められなくなる。
時効を迎えた滞納期間に応じて決められた期間、自己負担が3割になり、
利用料が高額になった時に一部が払い戻される高額介護サービス費制度も利用できなくなります。

40〜64歳の介護保険料は医療保険料と一緒に支払うのですが、1年以上滞納した場合、
市町村の判断で償還払い手続きが求められることがあります。

事情があって介護保険料が払えない場合、市町村ごとに減免制度などが設けられています。

介護保険料は現在、全国平均で月4160円。12年度の改定では約5000円に引き上げられる見通しです。

2011年2月11日金曜日

口腔内は健康のバロメーター

歯周病や口内炎などの口腔衛生の問題には、他の疾患が
関わっている可能性がある。

ウェブサイトwomenshealth.govによると、以下のような健康問題が
口腔衛生に関連することがあるということです。


�癌治療。口内炎や口腔内の痛みの原因となる。
�糖尿病。歯肉に影響を及ぼすことがある。
�HIV(ヒト免疫不全ウイルス)。口腔内の痛み、味覚の消失を引き起こす。
�栄養欠乏。食べることが困難であると栄養失調の原因となる。
�心疾患患者は、歯科治療の前に感染症を防ぐため抗生物質を使用するなど、特別な注意を要する。

九州新幹線で患者搬送

JR九州は2日、九州新幹線鹿児島ルートが全線開業する3月12日から、
新幹線車内の多目的室を医療搬送に使う「ドクタートレイン」を
導入することを明らかにしました。
時間短縮効果を活用し、県境を越えた広域医療の充実に役立てるそうです。

鹿児島ルートを走る800系、新800系、N700系各1編成ごとに
多目的室(約2〜3平方メートル)1室を整備。

通常は授乳や休憩に利用ですが、医師や看護師の同行を条件に、患者搬送に応じる。
ストレッチャー(車輪付き簡易ベッド)や酸素ボンベなど医療機器の持ち込みは認めるが、
隔離が必要な感染症などの際は利用できないようです。

これで南九州の患者さんが、九州各地の先端医療を受けやすくなるようです。

2011年2月9日水曜日

介護保険料の滞納

65歳以上の人が介護保険料の滞納を続けると、介護が必要になった時、
市町村が給付制限を行います。
一時的に利用料を全額自己負担したり、利用料が3割に
増やされたりすることがあるので注意が必要です。

高齢者のうち、年金額が年18万円以上の人は、年金から保険料が天引きされます。
年18万円未満の人や、65歳になったばかりの人などは窓口払いになるために
滞納が生じやすくなります。

給付制限には段階があり1年以上滞納した場合、介護費用の全額を利用者が
いったん介護事業者に支払い、後で市町村に申請して払い戻してもらう「償還払い」の
手続きが必要になります。

介護費用が月10万円なら、通常は利用者が自己負担分の1万円を介護事業者に払い、
残りの9万円を市町村が事業者に払う。
償還払いになると、利用者が10万円を事業者に支払うことになり、
後で9万円が払い戻されるが、一時的に高額のお金が必要になると言うことです。

また1年6か月以上滞納すると、市町村からの払い戻しが差し止められ
さらに滞納が続くと、差し止められたお金から滞納分の保険料が引かれることがあります。

2年以上滞納した場合、時効が成立し、保険料を納めたくても納められなくなる。
時効を迎えた滞納期間に応じて決められた期間、自己負担が3割になり、
利用料が高額になった時に一部が払い戻される高額介護サービス費制度も利用できなくなります。

40〜64歳の介護保険料は医療保険料と一緒に支払うのですが、1年以上滞納した場合、
市町村の判断で償還払い手続きが求められることがあります。

事情があって介護保険料が払えない場合、市町村ごとに減免制度などが設けられています。

介護保険料は現在、全国平均で月4160円。12年度の改定では約5000円に引き上げられる見通しです。

2011年2月6日日曜日

抗生物質を壊す多剤耐性菌

厚生労働省は21日、多くの抗生物質を分解し無効にしてしまう
酵素「NDM1」を持つ新型の多剤耐性肺炎桿(かん)菌が昨秋、埼玉県内の病院に
入院していた80代女性から検出されたと発表しました。

NDM1を持つ細菌はインドや欧米で広がっており、国内での確認は3例目。
そのうち2例は感染経路が不明で、厚労省は「すでに国内に定着している可能性もある」として、とくに抵抗力の弱い患者が集まる医療機関に注意を呼びかけています。

NDM1(ニューデリー・メタロ・βラクタマーゼ1)とは
ほとんどの抗菌薬を分解してしまう酵素。この酵素の遺伝子を大腸菌や肺炎桿菌が獲得すると、感染した患者の治療が難しくなる。この酵素を備えた細菌がインドで発見された後、同国で手術を受けた患者を通じて英国や米国に広がっている。

2011年2月2日水曜日

冬に増える感染症

秋冬と乾燥が厳しくなるにつれ、風邪やロタウイルスなどによる急性胃腸炎、
インフルエンザが流行し始めます。
今年も新型インフルエンザの大流行も心配されています。

気温と湿度が下がる冬。冬に感染症が流行る理由として、以下の3点が挙げられます。

■冬はウイルスが強くなる
ウイルスは低温・低湿度を好み、冬になると夏より長く生存できるようになり、感染力を強めます。冬場に風邪を始めとするウイルス感染が多くなるのは、外気が寒く乾燥するためです。

■冬は人の免疫力が低下する
低気温で体温が下がることで、人の免疫力は低下します。また、外気の乾燥に加えて、夏に比べて水分を積極的に摂取しなくなるため、体内の水分量も少なくなりがち。人間の体は60%が水分ですが、体内の乾燥により喉や気管支の粘膜がカラカラになると、本来粘液でウイルスの侵入を防いでいるノドや鼻の粘膜が傷みやすくなり、ウイルス感染を起こしやすくなります。

■冬は飛沫感染の範囲が広くなる
外気の乾燥によって咳やくしゃみの飛沫が小さくなり、飛沫に乗ったウイルスがより遠くまで飛ぶようになります。一度の咳・くしゃみによる感染範囲が広くなり、感染スピードが上がります。

以上のような理由で、冬は風邪やインフルエンザを始めとする感染症が流行しやすくなります。