2011年2月2日水曜日

冬に増える感染症

秋冬と乾燥が厳しくなるにつれ、風邪やロタウイルスなどによる急性胃腸炎、
インフルエンザが流行し始めます。
今年も新型インフルエンザの大流行も心配されています。

気温と湿度が下がる冬。冬に感染症が流行る理由として、以下の3点が挙げられます。

■冬はウイルスが強くなる
ウイルスは低温・低湿度を好み、冬になると夏より長く生存できるようになり、感染力を強めます。冬場に風邪を始めとするウイルス感染が多くなるのは、外気が寒く乾燥するためです。

■冬は人の免疫力が低下する
低気温で体温が下がることで、人の免疫力は低下します。また、外気の乾燥に加えて、夏に比べて水分を積極的に摂取しなくなるため、体内の水分量も少なくなりがち。人間の体は60%が水分ですが、体内の乾燥により喉や気管支の粘膜がカラカラになると、本来粘液でウイルスの侵入を防いでいるノドや鼻の粘膜が傷みやすくなり、ウイルス感染を起こしやすくなります。

■冬は飛沫感染の範囲が広くなる
外気の乾燥によって咳やくしゃみの飛沫が小さくなり、飛沫に乗ったウイルスがより遠くまで飛ぶようになります。一度の咳・くしゃみによる感染範囲が広くなり、感染スピードが上がります。

以上のような理由で、冬は風邪やインフルエンザを始めとする感染症が流行しやすくなります。

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