2010年9月27日月曜日

薬害エイズ訴訟

非加熱製剤でエイズウイルス(HIV)に感染した血友病患者らが国と

製薬会社5社に損害賠償を求めた薬害エイズ訴訟で、原告側弁護団は31日、

大阪地裁で係争中の3人のうち1人について、健康状態の悪化を理由に国が

賠償金の仮払いに応じたことを明らかにしたようです。

判決や和解よりも前に国が仮払いを行うのは異例・・・。

弁護団によると、仮払い決定を受けたのは大阪府在住の男性原告で、金額は非公表。

弁護団は4月12日、国と製薬会社に4500万円を仮払いするよう仮処分を

大阪地裁に申し立てましたが、製薬会社側は拒否。

国は応じ、5月20日に仮払いの和解が成立しました。

同訴訟をめぐっては、裁判長が3月、3人にそれぞれ2800万円を支払うことなどを

条件に和解を勧告。国は受け入れを決めたが、製薬会社5社のうち1社が、

請求権の存続期間が過ぎていることを理由に拒否しています。

2010年9月23日木曜日

肝硬変患者にチョコレート

肝硬変の患者に将来、ダークチョコレートが処方される日が来るかも・・・

研究者がウィーンで開かれた肝臓に関する会合でチョコレートの健康への効用を

調べた研究結果を報告したようです。

肝硬変の患者では、食後に腹部の血圧が危険な水準まで上昇し、

血管破裂につながることもあるが、ダークチョコレートを食べることでこれが

抑制されるということです。

末期肝臓病の患者21人を対象にした研究によると、食事にカカオ85%含有の

チョコレートを含めた人では、ホワイトチョコレートを含めた人と比べ、

肝臓につながる血管内の血圧上昇の割合が著しく小さかったようです。

カカオに含まれるフラバノールという抗酸化物質が、血管を広げるのに

役立つと考えらています。

2010年9月18日土曜日

食事パターンとうつ

国立国際医療研究センターの研究員の方々が、野菜や大豆食品、果物、

海藻などをよく取る「健康的な日本食パターン」の人は、うつ症状の頻度が

半分以下だった・・・。この結果を見つけ、このような傾向の論文を19日付の

欧州臨床栄養学雑誌電子版に発表したそうです。

食事のパターンに分けて解析した研究は欧州に2例あるようなのですが

日本では初めてという事です。

研究グループは2006年、福岡県の勤労者(21〜67歳)521人に、

1カ月間に食べたものを質問票で尋ね、それを基に食事のパターンを調べ

同時に、世界的に広く使われている質問票でうつ症状を聞いた結果です。

統計手法で「健康日本食」「肉などが多い動物性食」「パンなどの洋風朝食」の

3種類について、各人の食事パターンを強、中、弱に3分類、うつ症状との関連を見た。

健康日本食パターンの傾向が強い人は、その傾向が弱い人に比べ、

うつ症状の頻度が44%と低く、動物性食と洋風朝食のパターンでは、

うつ症状との明白な関連は見られなかったそうです。

日本食や野菜類を多く採るのが良いようです・・・・。

2010年9月17日金曜日

薬害エイズ訴訟

非加熱製剤でエイズウイルス(HIV)に感染した血友病患者らが国と

製薬会社5社に損害賠償を求めた薬害エイズ訴訟で、原告側弁護団は31日、

大阪地裁で係争中の3人のうち1人について、健康状態の悪化を理由に国が

賠償金の仮払いに応じたことを明らかにしたようです。

判決や和解よりも前に国が仮払いを行うのは異例・・・。

弁護団によると、仮払い決定を受けたのは大阪府在住の男性原告で、金額は非公表。

弁護団は4月12日、国と製薬会社に4500万円を仮払いするよう仮処分を

大阪地裁に申し立てましたが、製薬会社側は拒否。

国は応じ、5月20日に仮払いの和解が成立しました。

同訴訟をめぐっては、裁判長が3月、3人にそれぞれ2800万円を支払うことなどを

条件に和解を勧告。国は受け入れを決めたが、製薬会社5社のうち1社が、

請求権の存続期間が過ぎていることを理由に拒否しています。

2010年9月12日日曜日

糖尿病・メタボ予防に効果?

東北大大学院農学研究科と宮城県丸森町は、

桑の葉に含まれる糖尿病やメタボリックシンドロームの予防効果がある成分の研究を

進める協定を結んだそうです。

養蚕が盛んだった同町と共同で、健康食品の開発などに役立つ研究に取り組むようです。

同科の教授によると、桑の葉には「デオキシノジリマイシン(DNJ)」と

呼ばれる血糖値の上昇を抑える成分が含まれており、品種によって含有量が異なる。

桑の葉を食べる蚕にはより高濃度のDNJが含まれており、

含有量の高い桑を突きとめるとともに、蚕も調べることで、より高濃度のDNJを抽出し、

健康食品などの開発に役立てるようです。

協定では、町内の農家らがボランティアで協力して、同町が養蚕を請け負い、

代わりに同科が研究結果を提供する。同大の農場でも桑を栽培しているが、

面積や技術に限りがあるため、栽培を同町に委託、研究材料を安定的に確保できる体制にし

今年度は、約800平方メートルの畑に56種類計168本の桑を栽培するそうです。

2010年9月7日火曜日

末期がんの介護提供

厚生労働省は7日までに、退院して自宅療養する末期がん患者らが

介護保険の利用を申請した場合は迅速に介護サービスを提供するよう、

市町村などに文書で求めました。

通常は要介護認定など手続きに1カ月程度かかるため、病状の急変で訪問看護などの提供が

間に合わない例があるとの批判を受けた対応です。

厚労省によると、介護保険を運営する市町村の判断で、

最終結論が出る前に「暫定ケアプラン」を作成し、介護サービスを提供することが可能。

一部の自治体では申請当日に認定調査を行って、速やかにサービスを提供しており、

厚労省は同様の対応を全国的に求めたいとしています。

介護保険を利用できるのは原則65歳以上ですが、末期がんや認知症などの場合は

40〜64歳でも利用できます。


介護保険とは
寝たきりや痴ほうなどで「要支援」か「要介護度1—5」と認定された65歳以上の高齢に、介護サービスを提供する公的保険。

2010年9月4日土曜日

子宮頸がん予防ワクチン

10都県が参加する関東地方知事会の会議が5月25日、東京都内で開かれ、

子宮頸がん予防ワクチンの接種費用について、国費で助成するよう国や関係諸機関に

要望することを決めたそうです。

子宮頸がんは、女性特有のがんとしては、乳がんに次いで発症率が高く

国内では昨年10月、子宮頸がんワクチンの使用が承認されましたが、

接種のための費用は約5万円(3回接種)と高額であることから、一部の自治体では

補助金を出すなどして、ワクチン接種の普及を図っています。

ただ、自治体ごとの対応では地域差が生じ、十分な感染予防が実現できないことから、

国費助成を求めることを決めたそうです。