2010年6月6日日曜日

診療報酬改定案

厚生労働相の諮問機関、中央社会保険医療協議会(中医協)は12日、

2010年度診療報酬改定案をまとめ、長妻昭厚労相に答申しました。

入院医療に4400億円を上積みし、勤務医の待遇改善や、

病院再診料の引き上げによる診療所(開業医)との一本化など、病院重視を打ち出しました。

4月から実施する予定です。

今回は「医療再生」を掲げた民主党政権下で初の改定・・・。

改定率は0・19%増で10年ぶりのプラス。これで確保した財源約5700億円の

8割近くを救急や産科、小児科、外科など急性期の入院医療に手厚く配分。

過重労働の病院勤務医に配慮し、医師の事務を補助する「医療クラーク」の

報酬加算を引き上げ。労働環境の整備を要件とした加算も拡大したようです。

2回目以降の外来受診にかかる再診料は690円と、26年ぶりに一本化。

診療所は710円から20円減、中小病院(病床数200未満)は600円から90円増。

歯科の初診料は360円上がり2180円、再診料は20円上がり420円に。

24時間態勢で患者の電話相談に対応する診療所への加算を新設。

厚労省は約10万ある診療所の約3割が対象とみています。

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