京都薬科大の教授らが進めているそうです。
直径約1・5センチの円形シートに、ワクチンを含む多糖類でできた
円錐形の突起(直径0・3ミリ、高さ0・5ミリ)が200〜300本並び
肌に張ると数分後に体の水分で突起が溶けてワクチンがしみだし、
皮膚から吸収されるそうです。利点の一つは、注射のように痛くないこと。
もう一つは、皮膚の浅い部分にあってワクチンに反応し全身の免疫機能を
活性化させる役目を持つ細胞に、十分な量のワクチンが素早く届くことのようです。
注射だと血流でワクチンが拡散していくのに比べ、少ない量でも免疫効果が
期待できるということです。
インフルエンザ用に同様のパッチ型ワクチンを研究しているオランダ・ライデン大の
グループは「5分の1の量で、免疫効果が得られた」と報告しています。
実用化には、メーカーと提携したうえで薬事法に基づく治験が必要になってきます。
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