2010年6月2日水曜日

病院の未収金・・・推計284億円

四病院団体協議会(四病協)が実施した医療費の未払い金(未収金)に関する調査結果が

2月18日、キャリアブレインの取材で明らかになりました。昨年度(単年)と2006-08年度の

3年間の未収金の総額はそれぞれ約136億円、318億円でした。

調査は、四病協(日精協、全日本病院協会、日本医療法人協会、日本病院会)に

所属する全病院に調査票を郵送し、2694病院が回答。

昨年度1年間のほか、06-08年度の3年間に累積した未収金の額などを集計した結果です。

回答した病院の病床数は平均241.9床でした。

集計結果によると、昨年度に入院費の未払いなどの未収金が発生していたのは2483病院で、

分析の対象となった2646病院の93.8%を占め、2483病院の総額は136億1000万円(前回218億

9000万円)、一病院当たりでは548万2000円で、前回04年度の715万9000円から

167万7000円減少しました。

未収金の規模は「100万円未満」の病院が34.7%で最も多く、

次いで「100万-200万円未満」が15.6%。「1000万円以上」の病院も13.0%あったようです。


医療機関が抱える未収金をめぐっては、厚生労働省の

「医療機関の未収金問題に関する検討会」が08年7月、▽医療機関による防止策の強化を促す

▽支払い能力があるのに支払わないなど悪質なケースに対しては、国保などの保険者が病院に

代わって強制徴収する「保険者徴収」を活用する-ことなどを盛り込んだ報告書を

取りまとめています。

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