2010年6月24日木曜日

大豆食品で肺がんリスク低下

肺がんの原因は不明ですが、喫煙、大気汚染、遺伝素因、肺結核、じん肺などと

肺がんは関係が深いようです。

喫煙者は非喫煙者の4〜5倍も肺がんで死亡する人が多く、1日当たりのタバコの本数が

多いほど、煙を深く吸い込むほど、フィルターなしのたばこを吸うほど、肺がんになる

可能性が大きくなります。


たばこを吸わない男性では、豆腐や納豆などの大豆食品に含まれる

イソフラボンの摂取量が多い人が肺がんになるリスクは、摂取量が少ない人の

半分以下だとの研究結果を、厚生労働省研究班がまとめ、5日公表しました。

研究班は岩手、秋田など8県に住む45〜74歳の男女約7万6千人を

平均約11年間、追跡調査し、男性481人、女性178人が肺がんになったそうです。

食事内容のアンケートからイソフラボンの摂取量を算出し、

男女をそれぞれ4グループに分け、肺がんの発症率を比較したそうです。

男性のうち、非喫煙者では、イソフラボン摂取量が

最も多いグループ(豆腐換算で1日約203グラム)の発症率は、

最も少ないグループ(同約37グラム)の43%だったそうです。

研究班によると、肺がんと女性ホルモンの関係を指摘する報告があり、

女性ホルモンと構造が似ているイソフラボンの摂取が肺がん発症に影響するか注目され、

今回と同じようにイソフラボンの摂取で肺がんリスクが下がることを示唆する

海外の報告があるという事です。

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