日常の生活リズムの乱れが高血圧を引き起こす仕組みを、
京都大の教授らのグループがマウスを使った研究で明らかにされました。
体内時計が狂うと、副腎で血圧を上げるホルモンを作る酵素が過剰に・・・
昼夜交代制の職場で働く人は高血圧症が多いが、原因はわかっていませんでした。
教授らは遺伝子組み換え技術で体内時計を働かなくしたマウスを作り、
塩分の多い食事を与え、すると体内に食塩と水をため込むホルモンを作る「Hsd3b6」
という酵素の活動が活発になり、血圧上昇ホルモンが過剰に働くようになった。
その結果、食塩を排出できずに高血圧が引き起こされていることがわかったそうです。