近年、カロリーの取りすぎ、運動不足などの生活習慣により、
日本の糖尿病患者さんは増しています。
過食や運動不足などが原因でおきるやや太りぎみの体型の方が
多い糖尿病を2型糖尿病といいます。この2型糖尿病が、中年期以降に多い、
一般的にいう運動不足や食生活などの生活習慣によって引き起こされる糖尿病です。
ノボノルディスクファーマはこのほど、日本人は太っていなくても糖尿病になりやすい
体質であることを知っている人は全体の4割未満・・・。
このような調査結果を発表しました。
調査は昨年12月、全国の40−60歳代の男女を対象にインターネット上で実施され
男女各600人からの回答結果です。
調査結果では、どのような体型の人が糖尿病になりやすいかと聞いたところ、
「太っている人」が49.7%で最も多く、以下は「体型は特に関係ない」43.8%、
「標準体型の人」4.6%、「やせている人」1.3%、「その他」0.6%の順でした。
また、日本人は太っていなくても糖尿病になりやすい体質であることを
「知っている」は38.8%、「知らない」は61.3%だったようです。
同社によると、国内の糖尿病患者は約890万人で、その9割以上が
インスリンの分泌低下などが原因で起こる2型糖尿病とされており
肥満・やせの基準としてBMI指数を用い、太っている人をBMI25以上、
太っていない人をBMI25未満とすると、日本人の2型糖尿病患者の6割が
太っていないことになるようです。