明細書を兼ねており診療の内容がよく解ります。
検査や投薬といった診療内容と費用の内訳がわかる「診療明細書」。
患者から要求しないと手に入らない医療機関が多いが、医療を透明化する観点から、
「全員に無料で発行すべきだ」との声も大きくなっています。
診療明細書は、医療機関が患者の加入する健康保険組合などに医療費を請求する際、
提出するレセプト(診療報酬明細書)に似た詳しい内容で、商品の名前と金額が
列挙されたスーパーのレシートのように、医療費の内訳が解ります。
2006年度から、発行が医療機関の努力義務となり、08年度には400床以上の
大病院で義務化されました。ただし、求められた場合だけ出せばよいとされているので、
多くの医療機関では、患者が自分から声をかける必要があります。
無料が多いのですが、数百〜数千円の手数料を取るところもあるようです。
10年度の診療報酬改定を検討している厚労相の
諮問機関「中央社会保険医療協議会(中医協)」は現在、全患者への無料発行を
すべての病院や診療所に義務づけるかどうか議論しており、
2月中旬にも結論が出るようです。
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